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当院トリマーの武部がアジア動物スキンケア検定を修了いたしました。

コロナの余波もありウェブでの開催となったようですが、とてもためになる講義だったようです。

 

毛で覆われた犬にスキンケア？と今まで（私含め）獣医師が重視してこなかった分野ではあるのですが、

最近は動物皮膚科専門医の先生も、改めて見つめなおし研究されるようになってきました。

私自身この考え方に取り組み始めてから、ワンちゃんの「痒み」の悩みに関しては以前に比べて解決できることが多くなったように思います。

 

それと同時に薬用シャンプーをほとんど使わなくなりました。

薬用シャンプーは適切に使えば有効な手段ですが、漫然と使い続けるものではありません。

薬用シャンプーを適応外の病態に使い続けることで余計に悪化するケースもあります。

そういった場合、普通の動物用シャンプーに変更するだけで逆に皮膚が改善する場合があります。

ご自身の判断で使い続けるのではなく、皮膚科が得意な獣医へ相談されて使用されることをお勧めします。

 

スキンケアの施術に関して、獣医はトリマーに遠く及ばないので、

今の実態が「病気」で治療が必要なのか、はたまたスキンケアの領域なのか、診断・治療・補助を行うのが獣医の役目ですね。

ネコちゃんの場合まだまだ分からないことも多いため、難問が多いですが…。

 

この時期はより乾燥する機会が増える季節ですので、ご自身も含め今一度スキンケアに取り組んでみてはいかがでしょうか？

ペットの皮膚にお悩みの方はぜひ当院へご相談ください。